理事長賞 「大暑のサンセットビーチ」

審査委員長 講評
この作品はとても視覚的インパクトの強い作品です。これは夕陽でしょうか? 望遠レンズで水面、太陽、人々を上手く捉えています。たまたま散歩していて撮られたのでしょうか? 人物の3人を左下に配しているところのバランスが素晴らしい。
ただ、残念なのは太陽の光の部分の色が分解されている事ですが、それはともかく、非常に強い作品になっています。

受賞者コメント  阿美 喜代子
6月に宣言された北陸地方の梅雨明けは取り消されましたが、7月下旬からは連日30度超え。あの日は暑さを避け、夕方から渚ドライブウェイ能登千里浜(ちりはま)海岸に出かけました。
砂浜には大勢の観光客。たくさんのカモメも羽を休めており、私は時とともに変わるマジック・アワーを眺めていました。若者たちが指差し、叫んだ方に目を向けると、突然雲が切れて太陽の光が炎の様に燃え、波間にゆらゆら、キラキラ輝きはじめ、一筋の道となり沈んで行きました。夕焼け小焼けの美しさは言葉にならないほどでした。
ちなみにこの日は36度超えの猛暑日。真夏の太陽は燃えていました。

撮影データ
カメラ Panasonic LUMIX DMC-FZ150
レンズ DC VARIO-
ELMARIT f2.8-5.2 / 4.5mm-108mmASPH
ISO 400
シャッター速度 1/1600
露光時間 5s
絞り f/4.5(-1/3)

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